イルミ・秋冬イベント特集☆名勝「諸戸氏庭園」秋の一般公開が10月28日から開始

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名勝「諸戸氏庭園」秋の風景
(画像提供:桑名市)

 

桑名市の観光名所のひとつである、名勝「諸戸氏庭園」10月28日から11月30日まで
一般公開しています。
もみじの紅葉のなかで、秋の しっとりと落ち着いた1万平方メートルの庭園散策が楽しめます。

 

「諸戸氏庭園」は桑名市北東部を南東に流れる揖斐川(いびがわ)右岸にある潮入りの庭園で、
地方の豪商が築造した独特な庭園として貴重な事例であり学術的価値も高いため、
国の名勝に指定されています。
春と秋の年2回、一般に公開しています。

 

「諸戸氏庭園」のある場所は、室町時代には「江の奥殿」と呼ばれた矢部氏の屋敷があり、
室町時代に既に邸宅・庭園もあったといわれています。
1686年(貞享3年)、桑名藩の御用商人、山田彦左衛門が下屋敷・隠居所として購入し、
杜若池(かきつばたいけ)を中心に築庭し、茶室の「推敲亭(すいこうてい)」をはじめ
「御成書院」「藤茶屋」「橋杭灯篭(はしぐいとうろう)」などを建てるなど、
拡張整備しました。

 

1884年(明治17年)、庭園は米取引、海運業、田地や山林の経営等で資産を築いた
初代諸戸清六の所有となり、西隣に新しく「御殿」と「池庭」が付け加えられました。
「御殿」の玄関は当時の外務省の玄関を模し、広間は西本願寺の広間を模していると
いわれています。
また、「潮入りの池」と称される庭園の池は揖斐川の干満の影響を受け、池の水位が上下し、
刻々と変わり行く景観を味わうことができます。
その後、次男の二代諸戸精太の代にさらに手が加えられ、今日に至っています。

 

現在の庭園は、本邸前にある「旧山田氏林泉」と、御殿の書院前面にある
「御殿庭園」の二つの部分に分かれています。
「旧山田氏林泉」は、東西に長く延びる浅い池である菖蒲池を中心とした回遊式の庭園部分で、
本庭園の中で歴史的に最も古い部分です。
菖蒲池を中心に、西に「推敲亭」東に「藤茶屋」北に「蘇鉄山(そてつやま)」と
「稲荷祠」があり、春には藤やつつじの咲く花の庭園です。
一方、「御殿庭園」は、松と石を配した、前述の江戸期の庭園とは
全く趣の異なった造りとなっています。
鳥羽や志摩から運んできた見ごたえのある大石や、青石などが置かれ、
菖蒲池の庭を異なる幽玄な雰囲気を醸し出しています。

 

現在、諸戸氏庭園では「平成の大修理」と称し、平成20年から平成34年(予定)まで
国重要文化財建造物6棟と国名勝庭園の大規模な保存修理事業に取り組んでいます。
修理事業では、諸戸氏庭園の建造物と庭園が最も繁栄をした時期である大正末から
昭和初期を修理指標とし、近代建造物と近代庭園の技術を踏襲しながら進められています。
国重要文化財指定の近代建造物と国名勝指定の庭園を同時期に大規模修理する事業は
全国的にも珍しいです。
この修理事業によって日本の職人たちの卓越した技術と知恵の詰まった当時の技が
日々確認されています。
庭園の散策とともに、歴史に残る大規模修理の様子にもご注目ください。

 

 

「諸戸氏庭園 秋の一般公開」概要

開催期間  :  開催中~11月30日(木) *月曜休
開催時間  :  10:00~17:00
会場  :  諸戸氏庭園(三重県桑名市太一丸18)
国重要文化財(主屋、玄関および座敷、表門、広間、洋館、玉突場)
県指定有形文化財(煉瓦蔵、煉瓦塀、溝渠)
電話番号  :  0594-25-1004
    (諸戸氏庭園((公財)諸戸財団)
料金  :  大人500円
小人(小学生以下)200円 幼児(3歳以下)無料
20名以上の団体は100円の割引
六華苑との共通入園券もあります(660円)
(公共交通機関でのアクセス)
JR・近鉄「桑名駅」から市内循環バス寺町」下車・徒歩で約10分
(車でのアクセス)
東名阪自動車道「桑名IC」から車で約20分

 

 

 

<お問い合わせ>

公益財団法人 諸戸財団
  〒511-0005三重県桑名市太一丸18番地
  TEL 0594-25-1004
桑名市経済環境部 商工観光文化課
  TEL 0594-24-1361

 

 

 

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